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きょうのヨーガク

洋楽を(ほとんど)毎日紹介するブログ。

音楽と人種

こんにちは、まいけるです。
 

マイケル・ジャクソンと人種の関係について書いてきましたが、音楽と人種はまだまだ密接な関係があるんです。

 

ロックとR&B

みなさんは、音楽ジャンルの中でもロックとR&Bについて、どういうイメージを持っていますか?
例えばロックなら、Rolling Stones, Led Zeppelin, Bon Jovi など、有名なロックアーティストがいますね。R&Bなら、Stevie Wonder, Whitney Houston, Usher, などが有名です。
それぞれのジャンルで、これらのアーティストに共通することがあります。
それは、「人種」です。
ロックアーティストはみんな白人で、R&Bアーティストはみんな黒人ですね。
これには理由があります。
 

R&Bは黒人音楽 ロックは白人音楽

R&Bは黒人音楽

まずR&Bについて説明します。
R&Bは、略称で、正式には「リズム・アンド・ブルース」という名前です。
R&Bの歴史

リズム・アンド・ブルースは元々1940年代の黒人音楽をひっくるめて「レイス・レコード」と呼ばれていました。ですが、この「レイス=人種」という人種差別的な表現だったので、音楽業界は1949年から「リズム・アンド・ブルース」という名前を使い始めました。

これ以降、「リズム・アンド・ブルース」がさらに略され、現在では「R&B」と一般に呼ばれています。

R&Bは黒人音楽だということが分かりますね。

 

ロックは白人音楽

次にロックです。

ロックという名称は「ロックン・ロール」から来ています。

ロックの歴史

1950年代当時、白人の若者たちは社会に反発していました。そのはけ口を求めるわけですが、人種差別がある中で、実は黒人音楽のR&Bに求めていました。

この背景を知った白人DJのアラン・フリードは、白人でも気兼ねなくレコードを買えるようにと、「ロックン・ロール」という名前を付けたんです。

そしてあのエルヴィス・プレスリーが登場することによって、ロックン・ロールは完全に白人音楽となります。

この影響を受けたイギリスから、一つのバンドが登場します。このバンドがビートルズです。

ビートルズあたりからロックン・ロールはロックと呼ばれていきます。

音楽的なルーツをたどるとロックは黒人音楽になりますが、プレスリーやビートルズの登場によって、それ以降ロックは白人音楽として認識されるようになりました。

 

 

こうして音楽を見つめると、人種差別が音楽に与えた影響は大きいですね。

以上、音楽と人種の関係を見ていきました。

 

 

ではまた。。

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