邦楽と洋楽の違い〜つづき〜
こんにちは、まいけるです。
邦楽と洋楽の違い、前回は歌詞についてお話ししましたが、
今回はその続きをもう少し。
邦楽と洋楽のルーツを探る
邦楽
前回は、邦楽は1文字1音になるから、よりメロディアスな曲作りになると説明しました。
この特徴を別の角度から言うと、限られた文字数の中で表現する必要があるため、
より洗練された美しい日本語が活きるのです。
このルーツは、僕は和歌や俳句にあると思います。
和歌は31文字、俳句と川柳は17文字で表現しなければなりません。
より洗練された言葉を用いて、一つの言葉や、言葉と言葉の間、行間に深さを持たせること。
これが日本語の特長で、それが美しさでもあると考えます。
洋楽
一方洋楽ではどのような特徴があるでしょうか。
僕が気付いたのは、「名リフが多いな」ってことでした。
"Smoke on the Water"や"Satisfaction"、"Layla "など、一度聴いたら離れないリフが洋楽にはたくさんありますよね。
この事実から僕は、洋楽は歌詞での言葉選びや美しさ、奥行きよりも、
演奏の方に重きが置かれているのではないかと思います。
歴史上の人物
このようにそれぞれの特徴を書いてきましたが、ルーツをたどると面白いことが分かりました。
1700年代、日本では俳句が流行っていました。
代表的な人物に、小林一茶(1763~1828)がいます。
一方ヨーロッパでは、クラシック音楽が流行っていました。
代表的な人物はベートーベン(1770~1827)。
この2人、生没年がほとんど同じなんですよ。
日本では言葉がより洗練されて、ヨーロッパでは演奏がより洗練されたことを象徴しているなぁと思います。
以上、邦楽と洋楽の違いをまた別の角度から見つめてみました。